デジタル社会をリードする
Leading the Digital Society

デジタルと現実の境界は、かつてなく曖昧になっています。いまやテクノロジは、人々の生活や社会のあらゆる側面に浸透しています。ビジネス・リーダーは、「新たなテクノロジがビジネスにどのような影響を与えるか」ではなく、「テクノロジを使ってビジネスの在り方、ひいては社会をいかに変えられるか」を問う必要があります。

人工知能 (AI) やクラウド・コンピューティングの普及と、それに伴って高まるプライバシーやセキュリティの脅威に、CIOをはじめとするITリーダーは立ち向かわなければなりません。ブロックチェーン、モノのインターネット (IoT)、APIエコノミーといった、影響し合いながら発展するテクノロジは、ビジネスの在り方を変えつつあります。成功に不可欠な要素としてテクノロジを使いこなすには、これまでにない人材やスキルが必要です。

かつて、これほど多くの人がデジタルでつながり合う時代はありませんでした。人間社会は、新たな高みに達したと言えます。絶え間なく広がる人と人のつながりはCIOの役割を変え、ビジネスそのものの可能性をも大きく広げています。一方で、この変化はデジタル化を進めようとする野心と現実との間に、これまでにはなかった緊張を生んでいます。新たなテクノロジによって不可能が可能になるとしても、それを進めてよいとは限りません。私たちは時代のリーダーとして、自らのビジネスを益するためにではなく、社会全体を益するためにこそ、デジタルを使いこなす力を有しているのです。

ガートナーは、こうした大胆なビジョンをCIOに提示する場として、Gartner IT Symposium/Xpo 2019を開催します。ガートナーが近年提唱してきたコンセプトは、ここで、大きな進化を遂げます。「デジタル・ビジネス」から「バイモーダル・モデル」、さらに「アルゴリズム・ビジネス」へ。「デジタル・プラットフォーム」から「ContinuousNext」へ—そして今、「デジタル社会をリードする」ための新たな幕が上がります。

未来は、私たちの選択の積み重ねから生まれます。「何ができるか」ではなく、「なぜそうするのか」を問いましょう。テクノロジには、より良い社会を生む希望があり、CIOこそがその希望を現実のものにすることができます。CIOは変革の立役者であり、好ましいデジタル社会の担い手なのです。