ゲストスピーカー

ゲスト基調講演

2019年8月5日(月)

国立情報学研究所
サイバーセキュリティ研究開発センター
特任准教授
博士(政策・メディア)

安藤 類央 氏

安藤 類央 氏

GU1

特異点(シンギュラリティ)上のプロメテウス
~AI創発特性時代のサバイバル術~

深層・強化学習などのAI技術の急激な普及により、人間に対してAIが創発特性を発揮するケースが出てきています。
本セッションでは、情報セキュリティの現場にいる人とAIの関係の変容を、特異点(AIに関する急激なイノベーションが起きる時点)に焦点を当て、①創発特性、②予測コスト、③半脆弱性という3つのコンセプトから解説します。また、複雑化したAIリスクを非対称性やオプション性により対処する方法論を紹介します。

プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部(国際政策コース)卒、同大学院政策・メディア研究科にて博士号取得(政策・メディア博士)。国立研究開発法人情報通信研究機構を経て2016年より現職。受賞暦として、2003年9月米国空軍科学研究所特別賞、2009年12月Outstanding Leadership Award in DASC2009(中国)、2013年10月インターネットカンファレンス論文賞等。

2019年8月6日(火)

株式会社リクルートテクノロジーズ
ITソリューション本部 サイバーセキュリティ部
専門役員

鴨志田 昭輝 氏

鴨志田 昭輝 氏

GU2

新たな時代に生き残るセキュリティ
〜リクルートにおける取り組みを振り返って〜

ビジネスや脅威が多様化し、急激に変化し続ける昨今において、実効性のあるセキュリティを実現し維持していくことは、多くの企業にとって頭の痛い悩みとなっています。
本講演では、リクルートにおけるCSIRT、SOC、そしてセキュリティガバナンスの構築といった取り組みを振り返りながら、内外の変化に追随し続けるセキュリティを実現するためのヒントをご紹介します。

プロフィール

2014年12月、リクルートテクノロジーズに中途入社。リクルートグループにおいて、インシデント対応支援を中心に、セキュリティ監視や脆弱性マネジメントなどの施策を立ち上げた。現在はRecruit-CSIRTの代表も務める傍ら、ガバナンスやコンサルティング領域の専門性を担保するミッションも担当。
著書:実践CSIRT 現場で使えるセキュリティ事故対応(日経BP社、Recruit-CSIRTメンバーとの共著)

2019年8月7日(水)

朝日新聞社
編集委員(専門記者)

須藤 龍也 氏
GU4

取材記者が見た「標的型攻撃」の現実
〜「あの時」何があったのか 全てお話しします〜

「始まりは1通のメールだった…」
特定の企業や組織を狙い撃ちにした「標的型攻撃」でよく聞くフレーズです。果たして、攻撃の「手口」はそればかりなのでしょうか?
インターネットを「監視」していれば、サイバー攻撃を防ぐことができるのでしょうか?
その答えは、私たちの想像を超えた「サイバー攻撃者」の姿を知ることにあるかも知れません。
本公演では、弊社の取材で詳細が明らかになったセキュリティインシデントから、攻撃者の「実像」に迫ります。昨年のサミットに引き続き「取材記者が見た」ことをありのまま、お話しします。

プロフィール

朝日新聞編集委員(サイバーセキュリティ担当専門記者)で主にネット犯罪、サイバー攻撃、不正アクセス事件などを取材。
1994年に朝日新聞社に技術職で入社。新聞制作、選挙システムの開発や運用に従事した後、99年に記者職に転向。東京本社社会部、特別報道部などを経て2016年から現職。日本国内のインターネットに接続されていた機器の情報をプログラムで収集し、ウェブカメラや複合機、スマートハウス制御機器(HEMS)が誰でも中身が見られる状態で大量に設置されていた実態を調査報道(2014年)したほか、コインチェック事件(2018年)では盗まれた仮想通貨の行方をブロックチェーンで追跡、入手した内部文書から攻撃の一部始終や犯行の一端を明らかにした。

ユーザー事例特別講演

2019年8月7日(水)

株式会社NTTドコモ
サイバーセキュリティ統括室 室長
(兼)サービスデザイン部運用担当部長

髙橋 慎一郎 氏

髙橋 慎一郎 氏

GU3

モバイルインフラ事業者としてのIoT対策

ドコモはISP事業者としてインターネットに接続されるIoT機器が激増することを予測し、独自にセキュリティ対策を進めてきました。今後発生するIoT機器を利用したサイバー攻撃に対し、更なる追加対策を講じることが急務となっております。ドコモが提供するサービスをお客様に安心してご利用いただくためにも変化の激しいモバイル環境でのサイバー攻撃を予見し、先んじたセキュリティ対策を講じることは社会インフラを提供する一事業者として必須と考えております。
激増するIoT機器が接続されるインフラ事業者として、予測不能なサイバー攻撃の影響を軽減するためにドコモが進めているセキュリティ対策の一例をご紹介いたします。

プロフィール

これまでテレコムインダストリーに関わってきており、iモードおよびspモードのISPプラットフォームなどの開発を担当してきました。最近はサイバーセキュリティ対策に従事し、ドコモの扱う全システムのセキュリティ統括とISPプラットフォームのセキュリティ対策全般を担務しています。
モバイル環境特有の事情や素早い変化に対応すべく、dアカウントを利用したサービスの安全性確保とモバイル通信の信頼性と安定維持という2つの観点から、未知なるセキュリティインシデントを予見して様々な施策に取り組んでいます。