WannaCryがサイバーセキュリティの重要性を浮き彫りに

5月に猛威を振るったランサムウェア「WannaCry」のサイバー攻撃により、世界中でサイバーセキュリティに大きな注目が集まっています。攻撃を受けたシステムは実に150カ国に及び、医療/通信/運輸など社会インフラに大きく関わる組織も被害に遭い、今日のサイバー攻撃の与えるインパクトの大きさが改めて認識されています。

IT/セキュリティの管理者にとって、これほど緊急に対策が必要になったことはありません。Microsoftのパッチ適用はもちろん最初に実行すべき対策ですが、大局的に見れば、サイバーセキュリティ担当者は、より能動的な方法でセキュリティ対策に取り組む必要があります。
ガートナーのリサーチ ディレクター Jonathan Careは、今後同種の攻撃から身を守るために今すぐ実行すべき3つのステップの概要をまとめました。1つ目のステップは、「誰かを非難したり責任追及するのではなく、脆弱性を放置せざるを得ない背景や根本原因の解明に着手する」です。適切な対策を講じているかどうかを確認するには、WannaCryの拡大に対応してJonathan Careが作成した サイバーセキュリティ緊急提言(こちらは英文です) を参照ください。

今日の脅威はすぐに拡散し、素早く姿を変えながら、致命的な打撃を浴びせます。今や、IT/セキュリティのリーダー及び管理者は、絶えず進化する脅威から組織を守るために、最善かつ最新の戦略をリアルタイムで把握し続けなければなりません。さらに、クラウド/モバイル利用の広がり、IoTの急増、AI、ブロックチェーンなど、純粋なセキュリティ脅威以外の主要なITトレンドのインパクト、及びプライバシー関連の法規制の動きや影響をおさえておくことも極めて重要です。

7月12日~14日開催のガートナー セキュリティ & リスク・マネジメント サミットでは、このようなトピックをはじめとして、豊富なテーマを取り上げ、深く検証します。

コンファレンス・チェア
リサーチ ディレクター
礒田 優一
コンファレンス・チェア